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【衆院選】自民、消費税の「しこり」残し選挙戦 (1/4ページ)

2014.11.19 09:45

首相官邸で会見を開き、衆議院解散を表明する安倍晋三(しんぞう)首相=2014年11月18日午後、東京都千代田区の首相官邸(早坂洋祐撮影)

首相官邸で会見を開き、衆議院解散を表明する安倍晋三(しんぞう)首相=2014年11月18日午後、東京都千代田区の首相官邸(早坂洋祐撮影)【拡大】

  • みんなの党の相関図=2014年11月18日現在

 安倍晋三首相(61)が18日夜の記者会見で、消費税再増税の延期と21日の衆院解散を正式に表明したことで、与野党各党は一気に“選挙モード”に突入した。

 首相は記念撮影

 安倍首相が衆院解散を正式に表明したことで、自民党は挙党態勢の構築を急ピッチで進めることが迫られる。来年10月に予定した消費税率10%への再引き上げは、1年半の先送りでひとまず決着がついたが、増税派と先送り派の間で、しこりがくすぶっている。結党50年を迎えた公明党といかに連携を密にするかも課題といえる。

 「大変力強い提言をいただいた」。首相は18日、消費税再増税の1年半延期を柱にした提言を首相官邸に持参した自民党の山本幸三衆院議員(66)ら「アベノミクスを成功させる会」のメンバーに、そうねぎらいの言葉をかけた。

 首相は、山本氏の説明に耳を傾けながら提言の中にあった「経済対策の実施」の部分に線を引いた。そして、「デフレ脱却、経済再生と財政再建の二兎(にと)を追って解決する必要がある。このような提言を出してもらい、大変うれしい」と語りかけ、財務省出身の首相秘書官の方を見て「財務省はどう言うか知らないけどね」とちゃかしてみせた。

衆院の「73歳定年」という党の内規

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