――アメリカに渡ろうと決意した理由は?
「中学2年生の時にマイケル・ジャクソンのコンサートに行き、ものすごく衝撃を受け、彼の住んでいるアメリカに行ってエンターテインメントを学びたい、とその瞬間に決心しました。そこから自分の英語に対する姿勢も変わり、一気に成績も上がり、“やる気”とはすごいなと思いました。英語ができることでいろんな国の人々と交流が持てるので、本当に勉強しててよかったです」
――アーティストとして生計を立てるに至った経緯は?
「在学中にさまざまなオーディションを受け、卒業後、ダンサーとしての活動が始まりました。クラスも教えていたので、振付師としての活動も始まっていました。アメリカで仕事をするには就労ビザが必要で、O-1ビザ(アーティストビザ)に切り替えるときは、ちょうどアメリカも9・11直後でいろいろと変化のあった時期だったので、申請が大変でした。そんな中、私のビザ申請を助けてくれたのは、当時オーディションを受けていたジャネット・ジャクソンでした。彼女には今でも本当に感謝しています。現在はグリーンカードですが、まさか自分がアメリカに渡り、韓国で振り付けのお仕事をするようになり、日本に戻ってきて活動するなんて、夢にも思っていなかったです。人生は何があるのかわからない! サプライズがあって面白いですね」