会社帰りに舞台が見たい。けれど開幕時間に間に合わない-。社会人もそんなジレンマなしに楽しめる“大人のためのエンターテインメントショー”が8月21日から、パルコ劇場(東京都渋谷区)で上演される。三谷幸喜作・演出の「ショーガール」。平日(木・金)は午後10時開演。上演も1時間程度で、終演は午後11時過ぎ。会社帰りにふらっと立ち寄れ、終演後に軽く飲んでも終電に間に合いそう。働き盛りの世代にとり、ちょっとした息抜きの場になりそうだ。
「ショーガール」はパルコ劇場(西武劇場)で1974年から15年間、演出家で脚本家の福田陽一郎(1932~2010年)が手掛けたオリジナルミュージカルが元祖。当時は木の実ナナと細川俊之が出演し、大人の恋の物語を小粋な歌と踊りで魅了し、人気を博した。
元祖ショーガールは福田のしゃれた演出が評判を呼び、多くのクリエーターに影響を与えた。三谷も当時影響された一人で「いつかは『ショーガール』のようなショーをパルコ劇場でつくる」と構想を温めていたという。