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家族がどれほど大切か描きたかった 映画「マルティニークからの祈り」 パン・ウンジン監督インタビュー (2/4ページ)

2014.8.22 15:00

「さすがチョン・ドヨンさん。深みのある演技をみせてくれました」と語るパン・ウンジン監督=2014年7月31日、東京都中央区(高橋天地撮影)

「さすがチョン・ドヨンさん。深みのある演技をみせてくれました」と語るパン・ウンジン監督=2014年7月31日、東京都中央区(高橋天地撮影)【拡大】

  • 【かざすンAR(視聴無料)】映画「マルティニークからの祈り」(パン・ウンジン監督)。8月29日公開(樂舎提供)。(C)2013_CJ_E&M_Corporation,All_Rights_Reserved.
  • (参考)カリブ海にあるフランス領マルティニーク島

 異国で投獄された主婦

 ジョンヨン(チョン・ドヨン)は平凡な主婦。ちょっと頼りないが優しい夫、ジョンベ(コ・ス)、4歳の一人娘(カン・ジウ)と3人で、裕福ではないものの幸せな毎日を送っていた。だが、ある日、ジョンベの友達が多額の負債を抱えたまま自殺してしまう。保証人となっていたジョンベは家賃が払えなくなり、家族もろとも自宅を追い出されてしまう。路頭に迷っていたジョンベに知人のムンド(チェ・ミンチョル)が助け舟を出した。「金の原石をフランスにこっそり持ち込むだけで大金が稼げる。当局にばれても罰金刑で済む。女にしかできない仕事だ」。不安を抱きながらももうけ話に乗ったジョンヨンは韓国を発ち、フランス・オルリ国際空港へ降り立つ。

 英語タイトル「Way Back Home」の方が、パン監督が伝えたかった思いをより的確に表しているかもしれない。パン監督は愛する家族のもとへ帰れない状態の残酷さを指摘したうえで、「当たり前のようにいつも一緒に過ごしている家族がどれほど大切なものかを描きたかった」と力を込めた。本作のモデルとなった主婦は試写会で「私の思いをそのまま描いてくれた」とパン監督に謝意を示したそうだ。

駐仏韓国大使館のお粗末な対応も…

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