サイトマップ RSS

中国の言論統制は意外と緩い 渡辺武達 (1/4ページ)

2014.8.6 10:25

 【メディアと社会】

 中国当局によるメディア統制の厳しさが日本ではよく話題になる。最近の例では、四川省遂寧市の地方紙記者が省秘書長の名前を書き間違えたことで内部の批判を受け、それを苦にして自殺したのではないかという報道があった。中国のネット情報では、母親に「もう静かになった方がましだ」という遺書を残し、その遺書の写真も添えられている。

 中国では1949年の建国以来、共産党とその指導には誤りがないということを前提に政治が行われてきた。それは、ソビエト共産党のやり方をまねたことと、それだけ厳しくしないと、毛沢東主義が維持できないという事情があったからだ。

 外交、民族問題は徹底

 だが、現在の中国は今も大枠としてそのやり方を踏襲しているのだろうか。筆者は、71年の「ピンポン外交」に関係して初訪中した。以来、80回ほど訪れてきたが、その間に中国の言論・表現の自由の内実はずいぶんと変わってきた。

新華社、CCTV、人民日報 厳しく統制されているのは外交と民族問題

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ