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【ブラジルW杯】無残…王者の落日「3要因」 前回優勝 スペイン敗退 (3/3ページ)

2014.6.20 06:55

  • 2014年サッカーW杯ブラジル大会出場チーム=2013年11月20日(ウルグアイ時間)、※□数字は出場回数。ドイツは旧西ドイツを含む
  • 2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会(サッカー)の公式マスコット「フレコ(Fuleco)」。フレコはポルトガル語でサッカーを意味する「futebol」と、エコロジーを意味する「ecologia」を組み合わせた造語。ブラジルの固有種で、絶滅の恐れがあるミツオビアルマジロを採用した。
  • サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会=2014年6月12日~7月13日

 選手の老化

 次に考えられるのは、選手の「老化」だ。スペイン黄金時代を支えてきたのは、1999年にワールドユースを制したメンバーたちだったが、主将のカシリャスも副主将のシャビ(34)もすでに全盛期は過ぎている。99年にワールドユース決勝をスペインと戦った日本の主力、小野伸二(34)、高原直泰(35)、稲本潤一(34)らがすでに代表から退いていることからも、スペインの老化は明白だ。

 完全アウェー

 3つ目の原因は「南米開催」。かつて、南米で開催されたW杯で欧州勢が優勝したことは一度もない。南米のチームと戦う時は完全にアウェー状態となり、慣れない気候も敵となる。ブラジルでは高温多湿に悩まされ、アルゼンチンやチリで開催された時は、欧州勢は夏から正真正銘の真冬への移動を強いられた。

 チリ戦後、「一時代の終わりを感じるか」と問われたデルボスケ監督は「今はそれを言う時期ではないと思うが、スペインが次にどんなサッカーを目指すのか、考えなくてはならない時期であることは確かだ」と、静かに語った。(SANKEI EXPRESS

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