続けざまの失点に悲鳴が上がった。サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会第3日は6月14日、レシフェなどで1次リーグの4試合が行われ、5大会連続5度目の出場でC組の日本はコートジボワールに1-2で逆転負けし、痛恨の黒星スタートとなった。エース本田圭佑(けいすけ、28)の先制点に沸いたが、猛攻をしのげなかった。次戦の結果次第では、日本は2大会連続3度目の決勝トーナメント進出の望みが絶たれる可能性もあるが、主将の長谷部誠(30)は「もう一度最高の準備をして切り替える」ときっぱり。必死の応援を続けたサポーターも「次こそ勝利を」とエールを送る。
▽1次リーグ C組
コ-トジボワール2(前半0-1、後半2-0)1 日本
断続的に雨が降る悪条件下、日本は前半16分に長友佑都(ゆうと、27)からパスを受けた本田が、W杯で自身3点目となるゴールを決めて先制した。しかし、その後はアルベルト・ザッケローニ監督(61)の掲げる攻撃的なサッカーを発揮できず、後半19、21分に連続失点して逆転されると、反撃する力は残っていなかった。