W杯開幕戦。不運とも受け取れるPKの判定の影響もあって、クロアチアはブラジルとの初戦を1-3の逆転で落とした。
▽1次リーグA組
ブラジル 3(前半1-1、後半2-0)1 クロアチア
しかし、観客席を黄色に染めた地元ファンの後押しを受けたブラジルを苦しめたのは事実だ。ロブレンは「自分たちの質の高さは見せられた」と言った。敗戦の中で、確かな手応えもつかんだ。
モドリッチ、ラキティッチらで構成した中盤は、優勝候補を相手にしても完全には主導権を渡さなかった。前半11分に左のサイド攻撃からオウンゴールを誘うなど、攻め上がった相手サイドバックの裏にパスを通して何度も冷や汗をかかせた。
ロブレンのファウルでブラジルに与えられたPKで後半26分に勝ち越しを許すまでは、どちらが勝ってもおかしくない展開だった。意見が分かれそうなPKの判定について、クロアチアのコバチ監督は「あれがPKなら、今大会で100回はPKを見ることになる」と怒りをぶちまけた。