ショーで恩返し
各地のアイスショーで一段と注目度が高まっていることについては「恩返しがしたいと思って滑っている。東日本大震災があった直後、(仙台の練習拠点が使えなくなり)、全国各地のたくさんのリンクで滑らせてもらった。今年は(五輪などの)結果報告のつもりで、『自分はここまで頑張れました』ということを演技を通してお見せしたい」と感謝の言葉を口にした。
26日には仙台市で10万人の市民を前にパレードする。著書の印税や金メダルの報奨金を復興支援のために寄付するとも伝えられており、「意向はある。これから自治体と話をする予定。ただ、復興はそれだけのお金でどうこうできるものではない。自分の行動はちっぽけだけど、そのことがきっかけとなって、ボランティアや寄付の輪がもっともっと広がっていくことを願っている」と訴えかけるように話した。(田中充/SANKEI EXPRESS)