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【花緑の「世界はまるで落語」】(24) 軌跡、鬼籍、奇跡 (2/4ページ)

2014.4.7 15:50

ほら、見てください!_コーンスープの満面の笑み。立川文都兄さんの高座は、客席がこんな笑顔であふれていたなあ…(柳家花緑さん撮影)

ほら、見てください!_コーンスープの満面の笑み。立川文都兄さんの高座は、客席がこんな笑顔であふれていたなあ…(柳家花緑さん撮影)【拡大】

  • 【花緑の「世界はまるで落語」】落語家、柳家花緑(やなぎや・かろく)とその一門。(前列左から)花ん謝(かんしゃ)、鬼〆(おにしめ)、花緑、初花(しょっぱな)、柳貴家雪之介(やなぎやゆきのすけ)、(後列左から)圭花(けいか)、緑太(ろくた)、フラワー、緑君(ろっくん)、花いち(はないち)、まめ緑(まめろく)、花どん(はなどん、提供写真)
  • 【花緑の「世界はまるで落語」】落語家、柳家花緑(やなぎや・かろく)とその一門。(前列左から)花ん謝(かんしゃ、3人目の弟子)、鬼〆(おにしめ、2人目の弟子)、花緑(師匠)、初花(しょっぱな、最初の弟子)、柳貴家雪之介(やなぎやゆきのすけ、弟子ではなく一門に入門)、(後列左から)圭花(けいか、10人目の弟子)、緑太(ろくた、7人目の弟子)、フラワー(8人目の弟子)、緑君(ろっくん、4人目の弟子)、花いち(はないち、5人目の弟子)、まめ緑(まめろく、6人目の弟子(女性))、花どん(はなどん、9人目の弟子(花緑さんの弟子はこの時点で9人)=2012年7月7日現在
  • 【花緑の「世界はまるで落語」】落語家、柳家花緑(やなぎや・かろく)さん(ミー&ハー_コーポレーション提供)
  • 【本の話をしよう】「落語が教えてくれること」(柳家花緑著/講談社、1000円、提供写真)

 埼玉県鴻巣市(こうのすし)にある「メイキッス」という洋食屋さん。もう20年以上このレストランの2階で鴻巣寄席と題した落語会が2カ月に1度、行われています。141回目を数えた先月、上方の桂春雨(かつらはるさめ)師匠との二人会。いつものように落語会開演前に出演者がディナーをごちそうになるのがうれしい決まりで、春雨師匠、僕と弟子2人の計4人でごちそうになったわけです。そして出てきたこのスープ。お断りしておきますが、私以外、ほかの皆さんのスープは全然こんなふうな顔になってないんですよ。これ本当に偶然ですから。20年以上2カ月に1度、必ずスープからディナーをいただいていて、初めてです。141分の1という確率になります。ハッキリ言って奇跡です。奇跡を飲んだ!と言いたいくらいです。

 会を一緒にやっていた先輩

 そしてここからは、僕が勝手にそう思い込んでいる話をいたします。あのスープの顔は誰なのか? または、誰によるイタズラなのか?

 実は鴻巣寄席は、つい数年前まで三人会でした。私と春雨師匠ともう1人、立川文都(たてかわぶんと)師匠です。49歳という若さで、師匠である立川談志師匠よりも早くに亡くなった方です。しかもその兄さんの最後の高座がこの鴻巣寄席でした。

人生最後の高座 演目「浮世根問(うきよねどい)」

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