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【花緑の「世界はまるで落語」】(20) 談志師匠の至芸に思いはせ (1/4ページ)

2013.12.7 16:30

  • 【花緑の「世界はまるで落語」】落語家、柳家花緑(やなぎや・かろく)とその一門。(前列左から)花ん謝(かんしゃ)、鬼〆(おにしめ)、花緑、初花(しょっぱな)、柳貴家雪之介(やなぎやゆきのすけ)、(後列左から)圭花(けいか)、緑太(ろくた)、フラワー、緑君(ろっくん)、花いち(はないち)、まめ緑(まめろく)、花どん(はなどん、提供写真)
  • 【花緑の「世界はまるで落語」】落語家、柳家花緑(やなぎや・かろく)とその一門。(前列左から)花ん謝(かんしゃ、3人目の弟子)、鬼〆(おにしめ、2人目の弟子)、花緑(師匠)、初花(しょっぱな、最初の弟子)、柳貴家雪之介(やなぎやゆきのすけ、弟子ではなく一門に入門)、(後列左から)圭花(けいか、10人目の弟子)、緑太(ろくた、7人目の弟子)、フラワー(8人目の弟子)、緑君(ろっくん、4人目の弟子)、花いち(はないち、5人目の弟子)、まめ緑(まめろく、6人目の弟子(女性))、花どん(はなどん、9人目の弟子(花緑さんの弟子はこの時点で9人)=2012年7月7日現在
  • 【花緑の「世界はまるで落語」】落語家、柳家花緑(やなぎや・かろく)さん(ミー&ハー_コーポレーション提供)

 立川談志師匠が亡くなって2年、三回忌を迎えました。生前は師匠にとてもかわいがっていただきました。それは僕が五代目柳家小さんの孫だからです。

 小さんと、その弟子の談志師匠は、途中《破門》という言葉を真ん中に据え、する側・される側、それぞれの道を行きました。でもその後、僕が談志師匠と仕事でご一緒しても、小さんはそれを許し、少しうれしそうでもありました。

 惚れ合い、認め合い

 弟子は師匠に惚(ほ)れて入門してきますが、師匠が弟子に惚れるということは、なかなかありません。でもこの師弟にはあったのではないかと僕は思います。

 小さんが生前よく言っていた言葉に「弟子は師匠の懐へ飛び込まなくっちゃいけない」という教えがあります。つまり遠慮してちゃダメ。教えてくれるのを待っているんじゃなくて、自分から教わりに行かなくてはいけない。小さん自身も自分の師匠(四代目小さん)の懐へ飛び込み、かわいがられたと言っていました。談志師匠も懐へ飛び込みました。むしろ飛び込み過ぎました! お互い性格も気性も違うのに、どこで気が合ったのかといえば、やはり“落語”なんです。

三回忌、追善の一席

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