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【花緑の「世界はまるで落語」】(20) 談志師匠の至芸に思いはせ (2/4ページ)

2013.12.7 16:30

  • 【花緑の「世界はまるで落語」】落語家、柳家花緑(やなぎや・かろく)とその一門。(前列左から)花ん謝(かんしゃ)、鬼〆(おにしめ)、花緑、初花(しょっぱな)、柳貴家雪之介(やなぎやゆきのすけ)、(後列左から)圭花(けいか)、緑太(ろくた)、フラワー、緑君(ろっくん)、花いち(はないち)、まめ緑(まめろく)、花どん(はなどん、提供写真)
  • 【花緑の「世界はまるで落語」】落語家、柳家花緑(やなぎや・かろく)とその一門。(前列左から)花ん謝(かんしゃ、3人目の弟子)、鬼〆(おにしめ、2人目の弟子)、花緑(師匠)、初花(しょっぱな、最初の弟子)、柳貴家雪之介(やなぎやゆきのすけ、弟子ではなく一門に入門)、(後列左から)圭花(けいか、10人目の弟子)、緑太(ろくた、7人目の弟子)、フラワー(8人目の弟子)、緑君(ろっくん、4人目の弟子)、花いち(はないち、5人目の弟子)、まめ緑(まめろく、6人目の弟子(女性))、花どん(はなどん、9人目の弟子(花緑さんの弟子はこの時点で9人)=2012年7月7日現在
  • 【花緑の「世界はまるで落語」】落語家、柳家花緑(やなぎや・かろく)さん(ミー&ハー_コーポレーション提供)

 2人とも、落語がめちゃくちゃ好きでした。たくさん、稽古をして常に芸のことを考えていました。その“芸”という共通点だけが2人をつないでいたのです。「だけ」と言いましたが、芸に生きる芸人にとってはそれだけで十分じゃないでしょうか。2人とも下手な芸人は嫌い。やっぱりうまい人が先輩でも後輩でも好きだったと思います。

 三回忌、追善の一席

 師匠から見て、うまい弟子はうれしいです。それだけで師匠孝行です。そんな2人があの世で見守る中、先月(11月)「談志まつり三回忌特別公演」が有楽町・よみうりホールで3日間行われました。私は2日目「家元の話をしよう!」に出演しました。他に立川談笑、柳亭市馬、松元ヒロ、そして笑福亭鶴瓶師匠に毒蝮三太夫さんと談志師匠の娘・松岡ゆみこさんらが出演し会場1200人のお客さんが目の前の芸と生前の談志師匠に思いをはせました。

 市馬兄さん「黄金餅」、花緑(わたし)「二階ぞめき」。どちらも談志十八番をやらせていただきました。楽屋で聞いててくれた立川談春兄さんが「2人とも良くできるなぁ…弟子は逆に怖くてできない。だって俺が小さん追悼で『笠碁(かさご)』をやるようなもんだろ? いや~すごい! いい追善になった」。僕はその感想がとてもうれしかった。

並んだ師弟のボトル

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