昨年のフジロックフェスティバル’13での初ステージで、独創的なアンサンブルに加え、最後にはドラムの叩き合いをするなど、音楽の魅力をたっぷりと披露してくれた3姉妹のハイム。早くも再来日公演が実現した。
「オーガニックなドラムにパッドの音を加えようと思ったのは、1980年代の音楽、特にプリンスがシンセドラムを使っていたのが好きだから。私たちはいつもドラムが好きだし、エレクトロニックなドラムを使うと他と違ったフレイバーを楽しめるからなの」(ダニエル)
まずはドラムビートを組み立て、それに合わせて演奏しながら曲を作るが、リズミックな節回しのボーカルも特徴的だ。
「ジョニ・ミッチェルを大好きだった母の歌い方の影響もあるけど、やっぱり子供の時から父親が叩いていたドラムに親しんできたからだと思うわ」(ダニエル)
イギリスから人気
注目されたのは、イギリスのチャートでデビューアルバムが1位になったこと。
「全米ではラジオで自分たちの曲が流れるまでには何段階もステップがあるのに、イギリスではDJが気に入ってくれたらすぐにラジオで流し、そこから『この子たち誰?』ってリスナーの興味が広がった。イギリスは最初に私たちに興味を持ってくれた場所なの」(アラナ)