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社会派20年 曲作りには困らない エイジアン・ダブ・ファウンデイション (1/3ページ)

2013.10.23 16:30

 一時脱退していたメンバーが復帰し、最強の体制が復活したエイジアン・ダブ・ファウンデイション。在英のインド/バングラデシュ系のミュージシャンによって結成し、常にメッセージ性のある楽曲を発表してきた。中心人物のチャンドラ・ソニック(ギター)に話を聞いた。

 「結成当時、先鋭的なバングラやジャングルといったビートはDJの間ではやっていたけれど、バンドで演奏するようになったのは僕らが最初。そして、ずっとこのスタイルを貫いてきた。なぜならこの音楽は、気持ちを戦闘的にさせてくれるからさ。ダブステップといった流行に惑わされず、貫いてきて良かった」

 音楽の影響力を実感

 最新アルバム「ザ・シグナル・アンド・ザ・ノイズ」では、インドのカルカッタのラップグループ、ガンドゥ・サーカスや、デリーのフォークロックバンド、インパール・トーキーズのアクーとコラボした曲もあり、インドが直面している虐待やレイプなどの問題を扱った。反響が最も大きかった曲は「Get Lost Basher」。「シリアで、政府がある歌の存在を恐れてミュージシャンが殺されてしまった事件を知り、音楽がそこまで危険になり得ることに影響を受けて作った曲」という。

ウィリアム・バロウズのようなビートニクの世界に進みたかった

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