2月7日開幕のソチ冬季五輪に、常夏の南の島から情熱的でクールなやつらが12年ぶりにやってくる。映画「クール・ランニング」で一躍有名になったジャマイカのボブスレーチーム。2002年のソルトレークシティー大会に出場した46歳のウィンストン・ワッツ選手がパイロットを務める男子2人乗りのソチ出場が1月20日、決まった。資金不足から出場が危ぶまれていたが、ネットでの呼びかけに世界中から寄付金が集まったほか、ロシアの五輪組織委員会も渡航費を負担すると決定。まだ資金は足りないというが、世界から強力なプッシュを受け、ソチのコースを滑走する。
「本当にすごいぜ! 世界中が俺たちの後についてるんだ。こんな小さな島国のことを遠くの国々の人たちが応援してくれるなんて感動したよ」
93年に映画大ヒット
ワッツ選手はAP通信の取材に、大喜びでこう語った。マービン・ディクソン選手(31)とコンビを組むチームは、1月19日時点の世界ランキングで決まる五輪出場権を獲得。レースは来月(2月)19、20日に32チームが出場して行われる。