■中国製ギョーザ中毒事件 2007年12月から08年1月にかけ、中国河北省石家荘市の天洋食品が製造した冷凍ギョーザを食べた千葉、兵庫両県の3家族計10人が中毒になった事件。9人が入院、うち女児は一時意識不明の重体になった。商品から有機リン系殺虫剤メタミドホスが検出され、中国当局は10年に元臨時従業員の呂月庭被告を逮捕、起訴した。捜査には日本の警察庁も協力。事件発生後、日中間の外交課題となり、日本国内では中国製食品の安全性を懸念する動きが広がった。
【中国製ギョーザ中毒事件をめぐる経過】
2007年
12月28日 千葉市の家族2人が冷凍ギョーザで中毒症状
2008年
1月5日 兵庫県高砂市の家族3人が中毒症状
1月22日 千葉県市川市の家族5人が中毒症状
1月30日 千葉、兵庫両県警が初めて事件を公表