宇宙飛行士の誰が撮影したかは秘密という。地球上ではカーテン状に見えることが多いオーロラだが、宇宙から見ると、そうは見えない。また、ISSは高度400キロくらいの上空を飛行しているため、地表から80~500キロの場所に出現するオーロラに突っ込んでいくような位置から撮影できることもあるという。
宇宙からのオーロラ写真に加え、1年の半分近くをアラスカで過ごす松本さんが、マッキンリー山の麓の氷河上でキャンプ生活をしながら撮影したオーロラ写真12点も展示する。まるで頭上に降り注ぐかのような大きなオーロラや、周りのアラスカの山々がすべて映り込んだ上に、月明かりで山々が白く浮かび上がる幻想的なシーンが見られる。
また、オーロラ発生の仕組みを学ぶことができるデジタル立体地球儀「タジックアース」を使用し、オーロラの映像を大型半球形のスクリーンに投影する。また、実際アラスカでオーロラが発生する様子を生中継するデモンストレーションや、現在ISSに滞在中の若田宇宙飛行士との交信などが行われる。(EX編集部/撮影:写真家 松本紀生、NASA Johnson Space Center/SANKEI EXPRESS)