決して見る機会のない宇宙から撮影したオーロラ。地上から見たものとどう違うのだろうか。そんな疑問に答える写真展「宇宙から見たオーロラ展2014」が、来年1月7日から東京都新宿区のコニカミノルタプラザで開かれる。アラスカの雄大な自然と動物たちを切り取ったSANKEI EXPRESSの写真連載でおなじみの写真家、松本紀生さん(41)が地上から撮影した幻想的なオーロラ写真も展示される。
オーロラは、「太陽風」と呼ばれる太陽から放出される電気を帯びた粒子(プラズマ)が地球の極地の大気圏に突入して引き起こす「光のショー」。地球までたどり着いたプラズマは磁場に運ばれ極地に集められるため、極地でしかオーロラを見ることができない。見ることができるのは、アラスカやカナダ、北欧、または南極など寒い地域がほとんどだ。オーロラはそもそも宇宙の現象なので地球上の気温は関係なく、オーロラを見ることができる場所がたまたま寒いだけのことだという。また、オーロラがカーテン状になるのは地球の磁場の向きに依存して発生するためだ。