その後、朴氏は3月1日の「3・1独立運動」記念式典で、日本統治時代を振り返って「加害者(日本)と被害者(韓国)という立場は1000年の時が流れても変わらない」と演説するなど、反日姿勢を際立たせていく。
4月、安倍政権の閣僚が靖国神社を参拝すると外相の訪日を中止。5月の訪米時には米国上下両院合同会議や米韓首脳会談で日本を批判。“告げ口外交”が本格化した。
韓国では、このころから韓国の知日派やメディアの間で対日関係改善論が聞かれるようになった。また、日米外交筋によると「米側は韓国に、米国の世界戦略の中での日韓関係の重要性を強調しながら対日関係改善を強く迫った」という。
最近、米国が日本政府の集団的自衛権容認を含む「積極的平和主義」に全面的な賛同を示したことで、韓国政府にも「米国が韓国よりも日本を選んだ」として焦りが生じている。