緑の森や青い湖、そして、時折現れるタマネギ帽子のロシア正教教会の景色を眺めながら、食事を堪能した。
読書、昼下がりの居眠り。合間にフェイスブックにサプサンの写真を掲載すると、東京の同僚から「ユーロスターに似てる」との打ち返しがあった。
コメントの返事をパタパタと打ち込んでいると、いつの間にか車窓には、街の景色が多くなってきた。そうして、「ロシアの首都モスクワへまもなく到着します」とのアナウンスが鳴る。
あっという間の4時間で、モスクワのレニングラード(サンクトペテルブルクの旧称)駅に着いた。移動の疲れを感じさせない車内環境だった。
やはり、モスクワ-サンクトペテルブルク間の旅は、ロシアのハヤブサに身を委ねるのがいい。(モスクワ 佐々木正明、写真も/SANKEI EXPRESS)