サプサンはロシア語で「ハヤブサ」を意味する。先頭の列車の“顔”は露国旗の白、赤、青の3色の装飾が施され、両サイドに羽根が描かれている。ホームで駅員に、チケット代わりの証明となるパスポートを見せて、車両に乗り込んだ。
中は1列4座席。ゆったりとした作りで、とても居心地がいい。車内には割安な高速ネット回線が完備され、時間に追われている仕事人にとっては喜ばしい。
大きめの机にパソコンを置き、さっそく稼働。しばらくすると、女性車掌がコーヒーを運んできてくれて、仕事がはかどった。
あっという間の4時間
乗車1時間後、今度は昼食。機内食と同じ形式で、サラダとチキンライスを頼んだ。メニューに、黒いライ麦パンがついてくるのがいかにもロシアらしい。