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露版新幹線「サプサン」で極上の旅 ロシア・サンクトペテルブルク (2/4ページ)

2013.6.24 15:06

  • ロシア・首都モスクワ、サンクトペテルブルク

 しかし、09年から営業運転が始まったこの高速特急にも弱点があり、まだ1日6往復しか運行されていない。チケットも航空便より割高で、550の座席がすぐに埋まってしまう。鉄道好きの私は、1週間前にネット販売で残り数席のビジネスクラスの座席を、約6000ルーブル(1万8000円)で購入し、乗るのを楽しみにしていた。

 高速ネット回線も完備

 サンクトペテルブルクのモスクワ駅、午後1時。五輪関連最後の原稿を近くのカフェで書き終えた私は、モスクワ駅の街を造ったピョートル大帝(1672~1725年)の銅像がある広々とした駅構内を通り抜け、ドイツ・シーメンス製の丸みを帯びたフォルム「ヴェラロ」型の車両に初対面した。

列車の“顔”は露国旗の白、赤、青の3色の装飾が施され…

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