40代過ぎた“使い捨てコンタクトレンズ世代” 遠近両用など選択肢増える (2/3ページ)

2016.7.16 17:05

遠近両用のコンタクトレンズ商品を販売するメニコンの「ホワイティうめだ」店=大阪・梅田
遠近両用のコンタクトレンズ商品を販売するメニコンの「ホワイティうめだ」店=大阪・梅田【拡大】

 同社では瞳孔径の研究を重ね、度数だけでなく瞳孔径も組み合わせて消費者に適したレンズを提供できるようにした。購入客に処方する医師への商品特性の説明も強化し、消費者の満足度を高めている。

 担当者は「さまざまな目の状態に適応したレンズを自由に選べるようにした」と話す。

 独自の設計

 コンタクトレンズ市場は近年、使い捨てタイプが多数を占めている。

 遠近両用を発売している大手シードでは、これまでに2週間交換型の「シード 2ウィークピュアマルチステージ」(6枚入り)や、1日使い捨て型の「シード ワンデーピュア マルチステージ」(32枚入り)などの商品を次々と発売してきた。

 自然な見え方を追求し、レンズの中心に遠くを見る部分、その周囲に近くを見る部分を配置した独自の設計を実現し、使い勝手を大幅に向上させた。担当者は「初めての人にも使いやすい」としている。

老眼の進み具合で選択できるように、近くを見る部分の度数を複数そろえた

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