鳩山元首相が中国主導のAIIB諮問委に 「世界は日本が加わらないことに不安感」と快諾の意向  (1/3ページ)

2016.6.26 19:08

26日、中国・北京市内のホテルで記者団の取材に応じる鳩山由紀夫元首相(西見由章撮影)

26日、中国・北京市内のホテルで記者団の取材に応じる鳩山由紀夫元首相(西見由章撮影)【拡大】

 鳩山由紀夫元首相は26日、北京市内で記者団の取材に応じ、中国主導の国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の金立群総裁から「国際諮問委員会」の委員就任を打診されていたことを明らかにした。まだ正式な要請は受けていないが、鳩山氏は快諾する意向だという。

 一問一答は以下の通り。

 --総裁からどのような依頼があったか

 「まだ正式に話はいただいていない。昨年11月に北京を訪れたときに、金立群総裁にお会いした。私はもともとAIIBに日本は参加したほうがいいと、こういうときに日中が協力する姿を見せることがアジアの国々にどんなに安心を与えるだろうかということを申し上げていた。そのことをご存じだったんだと思う」

 「お会いしたときにAIIBのスタート後、引き受けていただけないかというお話はあった。自分としては時間のある限り、ありがたい話であると。このことで日中がより仲良くなるということであれば、ありがたい話だ。前向きに話を進めたいと思っていたが、それ以降、金総裁からは最終的な話はいただいていない」

 --会ったのは昨年11月だけか。それ以降、書面などでの要請は?

 「そのときだけだ。書面の要請はまだないが、就任の要請があったことは事実だ」

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