インターンシップに行かないと就職できないって本当？ (1/3ページ)

　【Ｑ】インターンシップに行かないと就職できないって本当ですか？

　【Ａ】企業や働き方を知る貴重な機会ですが、採用されるかどうかは別問題です

　インターンシップとは、一定期間、実際に学生が企業に赴いて仕事を体験することです。平成２８年３月卒業予定の先輩たちの就職活動では、面接などの採用選考開始時期が４カ月繰り下げになり、８月になりました。日程変更の影響がどうなるか不透明な中、企業の危機意識が高まり、学生との接点を増やそうとインターンシップの募集が増加。例年卒業前々年の夏に行われることが多かったのですが、その後の秋、冬、春と、開催期間が多様化しました。

　では、インターンシップへの参加は就職の必須条件なのでしょうか？　２７年入社の新卒採用を実施した企業を対象にした就職みらい研究所の調査では、インターンシップ実施企業のうち、自社のインターンシップ参加経験のある学生に内定を出していた企業は４６・４％でした。半数以上の企業が参加しなかった学生を採用しています。

逆に、インターンシップ経験者の学生の就職先はどうでしょうか