“爆見”なぜこんなところに行列が? 定番だけでは飽きたらぬ訪日客 (1/3ページ)

2015.10.18 07:02

江戸時代の町家を再現したゾーンを、浴衣姿などで楽しむ外国人観光客ら=7月31日、大阪市北区の大阪くらしの今昔館(村本聡撮影)

江戸時代の町家を再現したゾーンを、浴衣姿などで楽しむ外国人観光客ら=7月31日、大阪市北区の大阪くらしの今昔館(村本聡撮影)【拡大】

  • 開館前から行列に並ぶ外国人観光客ら。お目当ては、競争率の高い着物の着付け体験だ=今年7月31日、大阪市北区の大阪くらしの今昔館(村本聡撮影)

 急増する訪日外国人客が「ミュージアム」にも押し寄せている。有名美術館だけでなく、「地震」や「くらし」などをテーマにした、いわゆる“学ぶ”博物館にも外国人が殺到。開館前に長い行列ができるなど、“爆見”の様相を見せている。(横山由紀子)

 なぜここに行列が? 飛び交う中国語、韓国語、英語…

 江戸時代の大阪の町家を再現し、住まいの歴史や文化を紹介する「大阪くらしの今昔館」(大阪市北区)。7月末の午前9時45分。開館前のゲートには、100人ほどの行列ができていた。飛び交うのは、韓国語や中国語、英語…。行列のほとんどが外国人だ。

 午前10時の開館と同時に、外国人客が急ぎ足で向かうのは、「着物体験コーナー」。200円で30分間の着物体験ができるとあって、整理券を求めて、再び行列に並ぶのだ。

 韓国から夫(40)と長男(7)とやってきたグ・ヒョンジュさん(37)は、「開館前から並ばないと、着付けに何時間も待つことになると、ネットで見たので、早起きしてきました」と話す。着付けの順番になると、グさんは紺地に花柄の浴衣を着付けてもらい、鏡を見て「初めてなのでうれしい」と満足そうな様子。そのまま家族とともに、館内を歩いて楽しんだ。

昨年度は約35万人の来館者のうち約3分の1が外国人客だった

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