東京・練馬区の住宅街に若い女性で賑わう場所があります。新潟県三条市に本社のある大工道具メーカー・角利産業東京営業所。集まるのは、日曜大工が大好きな女性たちが3年前に結成したサークル「DIY女子部」の面々です。
DIY女子部のネット登録メンバーは、現在なんと約1700人! 角利産業は女子部の趣旨に共鳴して、彼女たちに営業所の1階を、東京地域の「公認工房」として使ってもらい、ときには大工道具の使い方やDIYの講座も実施しています。
「のこぎりは力を入れず、刃の重みを利用してゆっくり切り進めて」など板の断面をきれいに切るポイントを伝授。5月には初心者向けにピンクッション(針刺し)を作る講座を開きました。
角利産業は女性向け工具の開発もしています。性能と軽さに配慮したのはもちろんですが、実は、一番の売り物は「シンプルな木目の柄(え)」。商品企画室の森山隆之さんは「自分好みにデコレーションできるように余白がほしいと教えてもらいました。意見を聞かなければ、うっかりピンクにするところでした」と話します。
複雑な女性の心をうまくキャッチした新潟の逸品が生まれています。
<プロフィル>
みねだ・まさよ NHK山形、同千葉放送局出身。現在、ナレーションや司会などで活動。産経新聞「産経抄」音読担当。
◇
局アナnetはテレビ局やラジオ局に「局アナ」経験を持つアナウンサーのみが登録できる日本初の会員組織。転職支援やキャリアアップのコンサルティングサービスを行っています。関連サイト(http://lt-j.com/)では、関連動画がごらんになれます。
★通販サイト向けサービス「局アナnetリポート動画」(http://www.kyokuana.net/)をスタートしました。