米や日本酒が自慢の新潟県。実はチューリップの切り花生産も盛んです。平成23年度の出荷量は約1493万本。産出額は約11億円で全国1位という実績があります。
切り花の出荷は2月から3月にかけてが最盛期ですが、一足早く春の便りを首都圏に届けようと1月末から3日間、東京・渋谷にある県のアンテナショップ「ネスパス」でチューリップフェアが開かれました。ハウス栽培のチューリップ44品種を集めての展示即売。これだけの品種が一度に楽しめる機会はなかなかありません。
花びらや咲き方が王冠のような形をした「ホワイトリバースター」や、ほのかな甘い香りが珍しい「シュガーラブ」。多くの人がお気に入りの花を写真に収めたり、購入したりしていました。桜の枝とチューリップのアレンジも展示され、かわいらしい花を大人の和のイメージに変身させるアイデアも。
JA全農にいがた園芸部の近藤久美子さんは「この冬の寒さが応え、量は例年並みですが、質は茎も花びらもしっかりしていて、良好」と話しています。
バレンタインデーや歓送迎会などチューリップの出番が多くなりそうな季節です。あっ、これ新潟生まれかも、と思っていただければうれしいです。
<プロフィル>
みねだ・まさよ NHK山形、同千葉放送局出身。現在、ナレーションや司会などで活動。産経新聞「産経抄」音読担当。
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