ふわふわキツネ抱っこで癒し体験 藤村由紀子
局アナnet蔵王連峰の宮城県側、東北新幹線の駅から車で約20分。決して交通の便がいいとはいえぬ場所に海外の観光客が集まるスポットがあります。150頭以上のキツネが放し飼いされている「宮城蔵王キツネ村」です。
開園は1990年ですが、約3年前に雪上を駆けるキツネが動画サイトに投稿されて海外で話題になり、外国人客が急増。年間入場者約11万人の1割強を占めるほどになりました。
キツネが愛らしい表情でエサをねだったり、エサを巡ってケンカしたりする姿を目の前で見る楽しさに加え、観光客を魅了しているのが、キツネ抱っこ体験です。専用ジャンパーを着て1回400円。これは世界でも珍しいそうで、来園者の英国人男性は「来日前からネットでキツネ村は知っていましたが、抱っこまでできるなんて、信じられない」と満面の笑顔でした。
看板などに加えた外国人向けの英語表記はリピーターの手によるもの。「英語の誤りを指摘されたこともありますが、それも含めて話題になればと思い、あえて修正しないんです」と佐藤文子村長は笑います。
秋は紅葉の中、冬は雪上を走る姿を楽しみ、春は産まれたばかりの子を抱っこ。季節ごとの魅力がたっぷり。繰り返し訪れる人が多いのも納得です。
<プロフィル>
ふじむら・ゆきこ 宮城テレビ出身。現在、国際会議などの日英司会やナレーション、通訳などを行うバイリンガルアナウンサーとして活動中。
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