都道府県魅力度ランキングで3年連続最下位の茨城県。ところが、外国人旅行者の評価は急上昇しています。世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」の調査で、前年に比べ外国人の関心が高まった都道府県の2位になったんです。
立役者は牛久市の牛久大仏です。昨年度の月間外国人訪問者は平均約1600人。今年4月以降は平均約2700人、多い月は約3600人にもなっています。敷地内では英語や中国語が飛び交い、タイ語やベトナム語などの絵馬も多く目にします。
人気の理由は、やはり、「高さ世界一の青銅製立像」とギネスブックに登録された全長120メートルの巨大さです。実際チリから旅行者は「アメイジング!(すごい!)」と驚いていました。アジアの仏教国の人は大仏を目の当たりにすると自然と敬虔な気持ちになるようです。
大仏胎内の展望台や写経体験スペース、敷地内にあるリスやウサギたちと触れ合える小動物公園、桜、芝桜、コスモスといった四季折々の花が咲きほこる庭園など魅力満載。「海外からの問い合わせや取材依頼がたくさんある。世界が注目してくれてうれしい」と広報の宮崎弘子さん。1992年の完成から約四半世紀、牛久大仏に新しい光が当たっています。
<プロフィル>
むた・あきこ 元NHK(水戸・首都圏)リポーター。現在茨城県内を中心にフリーアナウンサーとして活動中。
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