四半期ごとに行われる決算発表のため、傾いたマンションを販売した三井不動産側が6日、問題発覚後初めて公の場で会見した。同社の佐藤雅敏常務執行役員は「入居者の安心が第一」と硬い表情で繰り返すばかりだった。
午後4時、東京・霞が関の国土交通省の会見場に姿を現した佐藤氏は3秒間頭を下げ、「誠心誠意、入居者の安心のために努めたい」と謝罪。工期や販売価格に問題はなかったとの認識を示した一方、入居者への配慮を理由に問題の詳細は明らかにしなかった。
これに対し、報道陣からは「すでに全国に波及しており個別の問題ではない」「施工した旭化成側はすでに会見した」などと厳しい質問が相次いだ。佐藤氏は「横浜のマンションの不具合を是正するのが最優先」と回答。同社の徳田誠広報部長も「対応はそれぞれの判断。売り主としての責任を第一に考えている」と述べるにとどめ、かみ合わないやり取りが最後まで続いた。