そして小型の宇宙船がパックマンのように大きく口(金網)を拡げ、スイスキューブを丸ごと頬張って回収するという“パックマン”方式を考案したのだ。すでに試作品はほぼ完成しており、この史上初(宇宙初!?)となる“宇宙清掃員”を2018年に打ち上げるべく着実に開発が進められている。物理的に宇宙ゴミを減らす道が拓けてきたことは大きな希望である。
■もし宇宙空間に投げ出されたら……
昨年公開された宇宙SF映画『ゼロ・グラビティ(Gravity)』では、宇宙飛行士が宇宙空間に投げ出されるシーンが臨場感たっぷりで描かれていて、束の間の宇宙遊泳体験を味わうこともできた。映画の中では事故で粉砕したスペースシャトルの残骸などが迫り来るシーンもあり、まさに宇宙ゴミの恐ろしさが身に染みてくる場面も多い。
また昨年は火星移住計画「Mars One」で人類最初の火星移住メンバーが募集されるという驚きのニュースもあり、何かと宇宙が身近に感じられてくることが多かった気がするが、ビデオゲームの世界からは宇宙空間をバーチャルに体験できる一人称体験(First Person Experience)ゲーム『ADR1FT』が開発中だ。