営業体制も強化した。鉄道へシフトする際の試験輸送の費用を8割助成する「お試しキャンペーン」も実施。14年度の利用者は738件と、13年度の約2倍だ。貨物駅の見学も含めた説明会を7月から全国で開く。
さらに物流サービスを提案するマーケティングセンターを1月に新設。1987年のJR発足後初の営業職の中途採用で、7月までに23人を確保する。
自動車から鉄道や海運へ輸送手段の転換を促す「モーダルシフト」が叫ばれて四半世紀余り。「笛吹けど踊らず」の状態が長く続いてきたが、ようやく鉄道貨物復権の兆しが見えてきたようだ。(松村信仁)