【次官セクハラ問題、テレ朝会見詳報(2)】篠塚報道局長「週刊現代の記事、事実無根」 (2/3ページ)

定例会見でセクハラ問題について言及したテレビ朝日の角南源五社長(右)と篠塚浩報道局長=24日、東京・六本木(宮越大輔撮影)
定例会見でセクハラ問題について言及したテレビ朝日の角南源五社長(右)と篠塚浩報道局長=24日、東京・六本木(宮越大輔撮影)【拡大】

 「上司が今のメディア状況の中で難しいと説明」

 《ここから記者との質疑に移った》

 --取材によると、この女性記者が単純に労組等を経由して抗議することよりも報道してほしいということを求められていたと聞いているが

 篠塚局長「抗議ということは念頭になかった。認識にはなかった」

 --いくつかの事情を踏まえ、難しいと判断したというが、自社で取材先から録った音源を基に告発的報道をすることが難しいとか、大きな政治問題になる、もしくは記者が異動させられるなどの懸念があったのか

 篠塚局長「上司が今のメディア状況の中で、自分の経験からしても現実的に難しい、ダメージを被りかねない、二次被害がある、と当該社員に説明した」

 --本日、福田次官の辞任が正式に決まった。このタイミングで正式に辞任が決まったことについて女性社員から何か話は。社長からも見解を

 角南社長「社員は福田氏がハラスメントの事実を認めていないまま辞意を表明したことについては残念に思っている。また、財務省に対しては今後も調査を続けて事実を明らかにすることを望んでいる」

 《ここで広報担当者が補足する》

 広報担当「今、辞意を表明ということがありましたが、正式に閣議で辞任したと訂正させてほしい」

「2回目以降に録音開始した」