丹青社の洪恒夫・プリンシパルクリエイティブディレクターは「研ぎ澄ました感性で展示物を想像できるのは素晴らしい体験」とプログラムの意義を強調。
また、関連リンクや投稿機能などを併せて楽しめるため、西野館長は「一段と深い教育が可能になる」と話す。相乗効果によってミュージアムを訪れる人も増えるとみられる。
日本は博物館・ミュージアム“大国”。その数は6000に達するというが、十分に有効活用されていない。さらに高齢者の博物館離れも今後、深刻化する恐れがある。
こうした中でスタートした今回のプロジェクトは、博物館に直接行けないユーザーや視覚障害者に対応できる新たな鑑賞手法であり、博物館・ミュージアムを活性化する牽引(けんいん)役となりそうだ。