なぜ若者はジーンズをはかなくなったのか 10年で生産3割減、ユニクロや無印良品の台頭も影響? (1/5ページ)


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  • 日曜日の大阪・ミナミを行き交う人たち。ジーンズ姿以外の人が目につく=大阪市中央区
  • 日曜日の大阪・ミナミを行き交う人たち。ジーンズ姿以外の人が目につく=大阪市中央区
  • 日曜日の大阪・ミナミを行き交う人たち。ジーンズ姿以外の人が目につく=大阪市中央区
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 若者のジーンズ離れが加速している。休日の大阪・ミナミで観察すると、ジーンズ姿は半数以下。カラフルな短パンや、両サイドにポケットがついたカーゴパンツ、腰をひもでしめるイージーパンツなど、さまざまなカジュアルパンツをはいた人たちが行き交う。ジーンズメーカーなどでつくる日本ジーンズ協議会の調査では、年間のボトムス生産量は、10年で3割以上減り、ピーク時の4割減にまで落ち込んだ。かつて若者ファッションの定番だったジーンズだが、カジュアルスタイルの多様化で揺らいでいる。ジーンズファッションはなくなりつつあるのだろうか。(張英壽)

日曜の調査でも100人中30人

 大阪・ミナミの戎橋。グリコ看板が望めるこの橋は、昔も今も若者が集う代表的スポットだ。

 人々がカジュアルな服装になる日曜日に、道行く人がどれだけジーンズをはいているか観察してみた。

 まず男性について調査。目視でカウントすると、100人中40人弱がジーンズをはいていた。もう一度、男性を確認すると、今度は30人弱だった。

 その後、秋がやや深まった日曜日に、改めて男性のボトムスを観察しても、ジーンズをはいた男性は100人四十数人だった。

 一方、スカートなどさまざまなボトムスを着用できる女性も、100人中30人弱となった。

 男女いずれにしても、半数以上がジーンズ以外のズボンやスカートをはいていたことになる。日曜日だったこともあり、スーツなどフォーマルな服装はほとんどなく、短パンやチノパン、カーゴパンツなどが目立った。

男性に聞いた「ジーンズをはかなくなったワケ」