スクウェア・エニックスは29日、ドラゴンクエストシリーズと並ぶ大作ロールプレーイングゲーム(RPG)シリーズ最新作「ファイナルファンタジー(FF)15」を発売した。キャラクターが自分で考えて主人公と会話するなど最新の人工知能(AI)技術を採用している。スマートフォンにゲーム機の王座を奪われつつある中、据え置き型ゲーム機の復権に期待がかかる。
生きているように
新作ゲームのストーリーは青年4人の友情や成長がテーマ。戦闘システムは従来のシリーズと異なり、リアルタイムでキャラクターを操作するアクションRPGになっている。世界最先端のAI技術により、プレーヤーが操作しないキャラクターが自分で考えて安全な位置に移動したり、雨が降ると自然に空を見上げるなど生きているような動きをする。
ソニー・インタラクティブエンタテインメントのプレイステーション(PS)4と米マイクロソフトのエックスボックスワン(XboxOne)向け。価格は8800円(税別)。
FF15は2006年に「13」の派生作品として開発がスタートし、13年に「15」に改題。10年間の開発期間を経てファンの手元に届いた。前作「14」からは6年ぶりとなる。