セガ・インタラクティブとコナミデジタルエンタテインメントは6日、ゲームセンター向けの電子マネーサービスを共同展開すると発表した。
JR東日本の「Suica(スイカ)」など、既存の電子マネーで決済できる機器を開発し、すでに試験導入を始めた。タイトーも同様のサービスを昨年始めている。主に100円玉で利用するゲームセンターでは、弾力的な価格変更ができなかったため、一連のサービスによって課題を克服。収益力の向上につなげる。
コナミは「PASELI(パセリ)」という独自の電子マネーを展開。今回はパセリのほか、スイカやセブン&アイ・ホールディングスの「nanaco(ナナコ)」など、複数の電子マネーを使える機器を開発。追加で対応するものも含め、15種類の電子マネーが使えるようになる。セガが運営するゲームセンターやコナミのゲーム機などで導入される見通し。
タイトーは自社のゲームセンターで、12種類の電子マネーに対応したシステムを使っており、9月末時点で59施設に導入済み。バンダイナムコエンターテインメントも独自の電子マネーを展開しており、セガなどの参入で、大手の導入方針がほぼ出そろう。