安倍晋三首相がマリオに扮したリオデジャネイロ五輪閉会式の演出について、中国のネットユーザーも驚きをもって迎えた。「日本が持つソフト力は恐怖すら覚える」「なんて素晴らしい。減点は安倍だけ」などの声が上がった。
中国版ツイッターとも言える短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」上では、閉会式直後から書き込みが相次いだ。「日の丸に嫌悪感しかない」という反日的な反応があった一方、「伝統文化の発信ではなく、アニメのキャラクターを登場させたのは正解」「東京五輪には期待してしまう。とても印象的だった」などと、演出に好意的な反応も相次いだ。
また、「日本のアニメは素晴らしい。だがわが国は…」とうらやましがる書き込みも見られた。
あるユーザーは「みな考えてみろ」と呼びかけた上で、アニメを列記してこう指摘した。「東京五輪では桜木花道がバスケットボールの大使をやる。大空翼がサッカーで、越前リョーマがテニスで、月野うさぎが新体操でそれぞれ務める。そしてドラゴンボール、クレヨンしんちゃん、ちびまる子ちゃん、名探偵コナンもある…考えるだけで恐ろしい」