米IT大手グーグルが、カメラやスピーカーなどの部品をブロック玩具のように組み立てて使うスマートフォンの開発を断念したことが2日、分かった。複数のメディアが報じた。製造コストが高く採算に合わないと判断したとみられる。
今秋に部品の開発者向けに製品の提供を始め、来年に発売する計画だったが、実現は難しくなった。グーグルはこの技術を売却したり、ライセンス供与したりする相手を探しているという。
この計画は「アラ」と名付けられ、数年にわたって進められてきた。自分好みのスマホを作れるようにすることを目指していた。
IT関連メディアによるとグーグルはまた、自社ブランドの新スマートフォンの発表会を10月4日に開く。アップルが近く発表するとみられる新「iPhone(アイフォーン)」と競合しそうだ。(共同)