三菱航空機(愛知県豊山町)は31日、開発中の国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)について、米国の航空機リース会社「エアロリース」から20機を受注することで正式契約したと発表した。2018年半ば以降に納入する。
20機のうち10機はキャンセル可能な契約となっている。2月にシンガポールで開かれた航空見本市で、両社が基本合意したと発表していた。
三菱航空機は7月、スウェーデンのリース会社とも20機の受注で基本合意。この分を含め、これまでに計447機を受注している。
MRJは飛行試験の主要拠点となる米国に向け8月27、28日に飛行を試みたが、機器の不具合で2日続けて引き返した。次の飛行予定は9月下旬以降にずれ込み、開発の遅れが懸念されている。