2013年の登場から3年。ブラウザゲームの「艦隊これくしょん-艦これ-」は、スマートフォン向けゲームが続々と登場して来た中で、依然として高い人気を誇っている。横浜市で開かれた「艦これ」の世界を楽しんでもらうイベントは、5000人近く入るホールが2回の公演とも満席になる賑わいを見せ、横須賀市にオープンした「艦これ」の飲食施設にも、連日行列ができている。艦娘(かんむす)と呼ばれる登場キャラクターのフィギュアも、新作が続々と登場。11月26日に決まった映画「劇場版 艦これ」の公開に向けて、これから一段の盛り上がりを見せそうだ。
8月7日にパシフィコ横浜で開かれた第参回「艦これ」観艦式。赤城という艦娘を演じる声優の藤田咲さんと、加賀役の井口裕香さんが登場して始まったイベントは、赤城が紹介する形で艦娘たちが次々に登場し、自己紹介をする形で進行。マイク前に立った5人が、1人で何人もの艦娘たちをその場で演じ分ける“技”を見せてくれた。
最初に紹介された艦娘は総勢28人。これだけに止まらず、以後も声優たちが登壇しては、何人もの艦娘を演じてみせるパートが続いて、人気の高い艦娘の紹介で歓声が上がる場面もあった。総勢15人に及ぶ出演声優が全員でステージに立ち、ゲーム内で繰り広げられる戦闘を再現するコーナーでは、進行の判断を、来場していたファンたちが手に持ったペンライトの色で示す場面も。ステージと観客席が一体になって、ゲームをプレーしている雰囲気を作り出していた。