NTTドコモは25日、ドコモショップで生命保険販売の代理店業務を9月から始めると発表した。携帯ショップで保険を販売するのは初めて。
昨年10月に業務提携した日本生命保険を含めた8社の生保商品と、東京海上日動火災保険の損害保険商品を取り扱う。都内や千葉県、埼玉県など計11店舗で販売を始め、今年度中に40店舗まで増やす計画だ。
販売店内に保険専用の窓口を設ける。約3カ月間の研修を受けたドコモショップの専門スタッフが個別相談に乗り、最適な商品を勧める。
ドコモは保険代理店を新たな収益事業に育てたい考え。一方の日本生命保険は、自宅や職場のセキュリティー強化で都心部を中心に訪問販売が困難となるなか、顧客との接点を拡大できるとして、ドコモに対し生保事業のノウハウや人材育成などを支援した。