こうした工夫で注文の処理作業をこれまでより「20%から30%効率化できる」(同社ドットコム事業本部の寺本中新サービス企画ダイレクター)という。
また、西友は、昨年9月からネットスーパー専用のロッカーやサービスカウンターで注文を受けた商品を保管し、受け渡すサービスも開始。導入店舗の拡充を進めている。
医薬品の宅配も
グループ全体で36都府県の約300店でネットスーパーを展開しているイオンは、共働き世帯だけでなく、高齢者世帯の買い物支援としても力を入れる。
電話やFAXでも注文可能な商品が記載されている専用カタログを発行。パソコンが苦手だったり、ネット環境がなかったりしても利用ができるほか、薬剤師対応の店舗では医薬品の宅配も実施している。
品ぞろえも地域を考慮。プライベートブランド「トップバリュ」に加え、地域によって消費者の嗜好(しこう)が異なる、みそやしょうゆなどの調味料は地元食品メーカーの商品も充実させた。