19日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、日本の氷菓「ガリガリ君」シリーズの希望小売価格(税別)が10円値上げされたことを1面と経済面で取り上げた。日本のデフレ脱却への取り組みなどを分析した東京発の記事で、メーカーの幹部らが頭を下げるテレビCMの一場面が添えられている。
赤城乳業(埼玉県深谷市)は今春、原材料費などが高騰し、コスト削減で対応できなくなったとして、ガリガリ君を60円から70円へ25年ぶりに値上げした。
記事は、景気が低迷する日本では物価が伸び悩んでおり「どんな(物価)上昇でもヘッドライン(重大ニュース)になる」と指摘している。(共同)