森ビルは21日、2015年の東京23区の大規模オフィスビル(事務所延べ床面積1万平方メートル以上)の市場動向について調査結果を公表した。
供給量は前年比25%増の109万平方メートルとなり、3年ぶりに過去平均(103万平方メートル)を超えた。新規需要は18%減少したものの、114万平方メートルと供給量を上回り、空室率は前年より0.4ポイント低い3.9%と需給逼迫(ひっぱく)が進んだ。
16年の供給量見通しは6%減の102万平方メートルで、過去平均並みと予想した。
今後5年間の年平均供給量は114万平方メートルで、18年以降に予想される大量供給が全体を押し上げた。