熱で生地を貼り合わせたベースのモデルに対し、縫い合わせることで強度を高め、価格(税抜き)は男子用で1万5000円安い2万3000円に抑えた。縫い目を極力小さくしたため、表面の滑らかさは変わらないという。同社の水着は松田丈志選手が着ている。
競泳水着をめぐっては、北京五輪でラバー素材使用のレーザーレーサーが世界記録を連発し、国際水泳連盟がルールを変更。現在は素材や体を覆う範囲に厳しい制約を設定し、差別化が難しくなっている。人口減による市場縮小も予想されるが、デサントは「五輪の宣伝力は大きく、フィットネス用への波及効果も見込める」と期待する。