牛丼チェーン「すき家」を運営するゼンショーホールディングスは14日、2016年春闘で、約10万人いるパートやアルバイトの時給を平均2%引き上げると発表した。時給を上げるのは2年連続。待遇を改善し人材の獲得や現場の士気向上につなげる狙い。
正社員のベースアップ(ベア)は月額1500円。事業会社すき家本部などグループ11社の管理職を除く正社員900人が対象。定期昇給と合わせ、増額分は6426円になる。
ゼンショーは15年春闘で、正社員に2000円のベアを実施した。ことしは10月から厚生年金などへの加入対象が拡大され、会社側の負担も増えることから、引き上げ幅を小さくした。