日本マクドナルドは26日、今秋から展開する国産食材を使ったシリーズの第1弾として、北海道産のチーズを使ったハンバーガーを9月1日から期間限定で販売すると発表した。昨年7月の使用期限切れ鶏肉問題と今年1月の異物混入問題の発覚で深刻な客離れが続く中、国産食材を強く打ち出した商品投入で反転攻勢につなげたい考えだ。
目玉焼きをはさんだ秋の定番商品「月見バーガー」シリーズから、北海道のチェダーチーズをサンドした「北海道チーズ月見」(単品370円)と「チキン月見 北海道チーズ」(380円)を新たに発売する。目玉焼きとソースに合うようにうま味と風味を引き出したチーズを新たに開発したという。同時に、チーズソースを粗くつぶしたあられの衣で包んで揚げた「もちもちチーズボール」(150円)も単品メニューとして発売し、売り上げの拡大につなげる。
日本マクドナルドのサラ・カサノバ社長は12日の会見で「下期は日本人の好みに合ったおいしさを提供する」と述べ、国内限定メニューを相次いで売り出す方針を明らかにしていた。第2弾は長野県産の巨峰を使ったデザートの販売を検討する。