実際、レギュラーガソリン価格が130円台前半まで下がった今年2月には、郊外型中心にファミレスを運営するすかいらーくの既存店客数が前年同月比5.8%増となり、1月のマイナス2.6%から大きく改善した。
くらコーポレーションが運営する回転ずしチェーン「くら寿司」も2月の既存店客数が5.5%も伸びた。
賃金の伸び悩みや相次ぐ食品の値上げなどで消費者の節約志向が強まる中、外食産業は軒並み苦戦が続く。原油安に伴うガソリン価格の下落は厳しい中での“干天の慈雨”となるか。ガソリン価格の動向に各社が神経をとがらせている。